Tuesday, January 31, 2006

男前豆腐店 その2 The Symbol of Japan?!

郵便局でわたしが受け取ったのは
たそがれ先生の奥さんから届いた小包でした。
何が入っているのかなー。くんくん。なにかが匂う。
もしや。。。
5階までの階段も、こういうときは苦になりません。一気に駆け上がり箱を開けると


・山桃のシロップ・ぶどうのシロップ
・五目豆・ごぼうと鶏の煮物
・きゅうりの味噌漬け・べったら漬け
・菊芋のしょうゆ漬け
・お汁粉 
 
      
きゃっほ~♪やっぱりべったら漬けでした。超うれしいです。

添えられたお手紙によると、昨年末に送ったタルトタタンを気に入ってくださったようす。
あーよかったー。すごくうれしい。昨日送った
も、喜んでくれるといいな♪

お?あれ?・・・え”え”え”お手紙をもう一度読む。
『アンコールで、りんごのケーキをもう一回食べたいです。よろしくね。』しまった。大失敗。だって昨日送ったのは、名古屋以西の方なら好きかな?と思って焼いた、味噌パンセットだったのです。
「松風なんていうのもあるけどねえ。ふん。味噌あじなんて、しょーもないわ。」と、追い討ちをかける大友人からのスカイプメッセージ。


がびょーん。みそ万歳!だったのは、わたしだけってことですか…
りんごりんごりんごりんごだよ!紅玉りんごを探さねば。と固く決意したのでした。


*・*・*


前ふりが長すぎ(汗)
はい、本題に戻ります。
『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』でした(笑)うむ。やっぱすごいネーミング。社運をかけてるんだぞ(笑)って気迫が◎。
・・・東男の意地をみせるんだ。がんばれジョニー。



パッケージには「スプーンですくって食べてね」と書いてある。どりゃ、ひとくち。
大豆の甘さの濃縮豆腐?わたしの舌なんて、いいかげんで、ちっともあてになりません。ほんとうに美味しい豆腐っていうのが何を指しているのかわからない。その上で、たとえて言うと、牛乳好きのメロンちゃん(仮)が好む『特濃牛乳生クリーム入り』にちかい気がします。はい。まったりと、美味しい♪

ひと口、もうひと口と、あっという間に半分食べてしまったyo。デザートを先に済ませてしまったみたいなもんですね。あぁ。。。

ハッ!こんなことではイケナイと我に返ってみそ汁作り。実は豆腐だけのtoo簡単、but贅沢出汁のみそ汁。
昆布と煮干でひいた出汁に田舎味噌+白味噌+しょうがの絞り汁。糸削り鰹いっぱい。
旨かったかって?ほほほ。旨くないわけがありませんて。


ps)たかが豆腐、されど豆腐…!!豆腐チャンプルーにしようと思ってたんだっけ。五目豆と牛蒡と鶏肉の煮物をいただいちゃったので、すっかり忘れていました。袋に入ったままの野菜が、転がっています。
ごめんね、野菜m(_ _)m

Monday, January 30, 2006

風に吹かれて豆腐屋ジョニー OTOKOMAE TOFU TEN

帰りがけに寄ったスーパーの冷蔵庫前で目が釘付け!
ふふふ。豆腐の『ジャケ買い』は、初めてですっ。




豆腐と言えば四角いもの、というすりこみ(笑)っていうんですか、そういうもの・・・だった。それがそれが、サーフボードみたいな形!しかも長~い。全長27cmはある。大きさは左上の納豆パックから、推測してねん。
男前豆腐店(T0T)/これ笑えます。・・・お上品な京都の老舗には絶対ない、キッチュなセンス。聞けば茨城県のお豆腐屋さんだそう。茨城県っていうと納豆・・・!大豆つながりで豆腐ですか。なーるー。

ネットで評判の男前豆腐参上!売り場のポップも力が入ってます。となりにはこれ、『厚揚げ番長』うっひゃ~♪ツボに一撃(笑)よし、どっちも買っちゃお。


楽しい買い物は帰宅の足取りを軽くさせます。
アパートに戻ると郵便屋さんのメッセージがありました。留守の間に何か届けてくれたみたいです。なんかウキウキだし、受け取りにいこーっと♪・・・と、今さっき上ってきたばかりの階段を降り、郵便局へ向かったのでした。


つづきは明日 matane! 

Thursday, January 26, 2006

東京タワーと東京名物

「東京タワー」が100万部突破


じわじわじわぁぁあ~っと売れ続けている。

my profileにも書いたとおり、
わたし、リリー・フランキーのファンです(*^^*)
bloger.comには、お仲間がみあたらなくて残念だけど。
……東京タワーって書くと、江国香織の作品と
だぶっちゃうからねぇ。




昨年、発売時の記事より
リリー・フランキーさんの最新作「東京タワー」が、「泣ける」と評判だ。副題に「オカンとボクと、時々、オトン」とあるように、両親とリリーさん自身とのかかわりを淡々と描いた作品。大人になった自分と両親との微妙な距離と愛情を、母親の闘病生活を軸に描いている。その筆致は“直球”。ストレートに読者の心に響く。

はメロンちゃん(仮)から借りて読んで、そのあとエグザス姉さん(ばななさま参照)に小田急線の狛江駅で渡した。
エグザス姉さんは、受け取ったら即、電車の中で読み始めたものの、あ!ヤバイ!と感じて本を閉じたそうです。
・・・・・・。
わたしも、一読めは、恥ずかしながら号泣しましたの。純情でしょ。ほほ。
でもその後、買っちゃったんですねー。アマゾンで。
繰り返し読んで、また泣いたわけですが(しょうもなく凹んだ時に、わたしが悲しいのは本のせいなんだ!と言い訳できるって助かります。)これって実は、そーだいなラブストーリーなんじゃないかと思いましたのです。
主人公のまー君を、すこし横にずらしてみると、隠れていたオカンとオトンが浮き上がってくるなと。佐藤愛子が書いたら、こうはいかなかっただろうけど、書きそう?じゃないですか(笑)
もしドラマ化されるなら、オカンに桃井かおり、オトンに田村亮がいいかな、と勝手に思ってます^^;






東京名物、半分こじつけの鯛焼き。東京発祥の和菓子(おやつ?)ですし。
東京タワー饅頭があるなら、それでもよかった…(汗)
そこで思い出したのがレジ横の気になるおやつでした。
(ローソンのご主人は、「暖めますか?」とすすめてくれました。家に電子レンジないのを知っているのか?でもチンすると、すぐ食べなきゃならない。固くなっちゃうから遠慮して、家のグリルでこんがり焼きました。)






ご主人のコメントを覚えていたので、そんなに期待していなかったのですが、
blogger根性ってことで、ここに鯛焼きの絵をいれなきゃ!って。しかし、これがけっこう美味しかったのです。電子レンジではなく、直火のおこげの威力かもしれません。チンしたご飯より、焼きおにぎりのほうが美味しいと感じるのと同じかも……






わかばのHPによると、
◎殿方は頭から、ご婦人は尻尾から召し上がっておられます。だそう。尻尾より頭のほうにアンコが詰まっているからかな…?

東京の三大鯛焼き
新宿四谷若葉町にある、わかば(ここのがいっとう好き。なにより近い<買いに行けってば!)
麻布十番の浪花屋総本店(店内で焼きそば食べて、鯛焼き食べて、豆源で揚げたておかきを試食する。そして、はんこやの文彦くんに手を振って帰る。東京の鯛焼きはここからだそうです。)
甘酒横丁の柳屋(ここの流儀を知らなくて、お!誰も並んでないじゃん。ラッキー♪と油断していたら
店内では、とっくに行列ができていた。近所には親子丼の玉ひでもある美味しい観光スポット。ここの皮がいちばんパリっとしてるかな?)

東京って、マスなお店ばかりじゃなくて、ちっこいながらふんばっている、こんな店もあるのですね。
上品さよりも逞しさ。洗練とは違う、粋がっているお店。
鯛焼きみたいのは、その工程に一定のリズムからクライマックスへのスピードがあって、職人さんの動きを
ガラス越しに眺めるのも楽しいライブです。
人気の店ほど、それはそれは面白い。

……ううう。もう一個食べたくなってしまいました(笑)


ps)クイズです。次の楽曲の歌手名を当ててください。
1.手のひらの東京タワー
2.哀愁の東京タワー


なんだか古すぎ。でも最近のはわかりませんっ(>_<)\\

Tuesday, January 24, 2006

冷凍うどんとタルトタタンの関係 Tarte des Demoiselles Tatin

タタン姉妹のタルト だからタルトタタン*へぇx2(みんな知ってるよね♪)



この手の冷凍うどんでは『加ト吉』が一番だね、とMidoriさん。
仕事場の小さなキッチンの水切り棚には、食べ終えた後きれいに洗ったホイルの容器が10個くらい積み重なっています。いつも。hahaha
植木鉢の受け皿用に取って置くんだけど、もうこれ以上鉢は増やせないわよねぇ。
サボテンからハーブ、バラまで、大小さまざまな植物が2畳分くらいのベランダで、お日様に顔を向けて1,2,3,4...12鉢。

丸めて捨てようと思うんだけど、つい洗っちゃってさ、とって置くはめになるのよぉ。
わかるわかる。指先に穴の開いたタイツを洗っちゃうと、捨てようとしてたはずなのに、ついはいちゃうのと同じだわよ。
タイツもそうだね。貧乏性なんだねえ。ははは。
暮れの大掃除のときに、またやっちゃったと思うんだよ。毎年。

ずずぅーっとお茶をすすりながら、こんな風にどーでもいい話をしているわけです(笑)
でも、とっておけば、いつか何かに使えそうだよ、ね・・・・・・!!
わたし、もらって帰るわ。ちょうだい♪




ふふふ。今度は失敗しないぞ。リベンジなのだ。


手順の失敗をカバーする、という偶然からうまれたアップルパイ=タルトタタン。こういうのを怪我の功名というんでしょうか?おそらく世界一有名なこのアップルパイを、わたしが作ると、必ず型をダメにしてしまう。キャラメル化した砂糖とりんごが隅っこにこびりついて、3つほど型をパーにしてしまいました。
・・・これは、京橋にあるカストール藤野賢治シェフのタルトタタンを真似して作っているからで、もっとあっさり焼けばそんなことないんでしょうけど。バターと砂糖が完全に染み渡ってギュっと濃縮された、えもいわれぬりんごの味は、他ではなかなかお目にかかれない。(;_;)一個食べると、もっと食べたくなるし。。。うむ。



シェフシリーズ#60カストール「定番・料理と菓子」(絶版)藤野賢治シェフのレシピでは、生のままのりんごをどっさりと型に詰め、そのままオーブンへ、とダイナミックな展開です。しかし、わたしの温度調整もままならぬヴィンテージオーブンでそれをすると、

1.りんごがぷかぷか浮いて、天板まで水分があふれ出し
2.あげく、型が天板にこびりつく。(あふれたバターと砂糖でべたべたになる)
3.天板にあふれたバターが焦げて、部屋中煙だらけになる。
4.無駄に電気代がかかる。 という結果になりました(泣)

一日中火の消えることのない、レストランのオーブンと同じようにはできない。紆余曲折を経て・・・

1.りんごはあらかじめ2通りに煮ておく。
2.型はガラスのものにする。(このほうが始末がよい)
etc...と、なりました。 しかし、お土産に持っていこう♪というとき、逆さにひっくり返して持っていくのはちょっと不安。どうせなら、ひっくり返すのは、お皿に移すときにしたいなあ・・・。







オーブンで長時間焼いているうちに、バターと砂糖がじわじわとりんごに染みこみ、底のりんごはすっかりキャラメル化して、冷めるころには底に張り付いている状態。これを皿に移すとき、ちょっとガスの火であぶるといい具合に溶けて、ひっくり返しやすくなる。・・・これはお古の『加ト吉』を焼き型に使うのが、ぴったりではありませんか?!
きゃっほ~♪




小粒の紅玉りんご18個で、
18x7cmのタルトタタンが2個できました。

お茶の時間が待ち遠しい♪




ps)コンビニで買えるお手軽冷凍うどんは、○○前の丸屋のうどんより数段美味しい。
こういうものは積極的に利用させていただかなくちゃだ。
家のちんけな冷凍庫で凍らせるのとは違うんだね。ほんとうに、技術ってすごいなぁ。
知らないところで美味しい研究をし続けてくれてる、あなたに

多謝!
ps2)欲を言えば、深さ5cmのニューバージョンを発売していただけないでしょうか。りんご5個分くらいにちょうどいい大きさで。。。

Sunday, January 22, 2006

晴れた日曜日 Chunky miso soup

どーなることかと思ったけれど
雪、止みました。ほ。へ?
根津神社のニュースにびっくり!



何年ぶりかで作った雪だるま♪
根津神社には、かないませんねぇ(笑)


溶けかけの雪は、まるでスターバックスのフラペチーノ(c)のようで
シャリシャリしていました。ちょっと握っただけで、かっちりした氷のような団子になります。
もしかして、これにエスプレッソコーヒーかけたら、うまそかも(笑)
わたしは、練乳もかけたいけどね。



キーンと冷たい空気の下で朝からなにやってんだか(^^;
赤い実のフルーツティー、美味しかったです。




お茶葉が入っていなくてもTea。いろんなフルーツの切れ端ミックス。この香りと味はやはりプロの仕事。う~ん。美味です~♪
こないだ紅茶のつもりでコーヒーに口をつけてびっくり!これは、鼻をつまんでのテストだったのですが、しょーげき的にまずっ。というか、飲み物じゃない!というくらいまずく感じたのです。
香りに味がついてるわけじゃないけれど、頭の中のなにかが、ピピッと、香り=味を結びつけているような気がした出来事でありんした。




Chunky miso soup
○◎バター風味のみそ汁◎○





北海道の酪農家さんのところでは、忙しい時期、ご飯にバターのっけて、ちょろっとしょう油かけて、ささっとかき込む、なんてこともあったと聞きました。
バターと日本の調味料って、意外と合うと思うのですが、どうでしょ?




じゃがいも、玉ねぎ、ゆでた大豆、長ネギの白いところを白みそでコトコト煮るだけ。
オンしたのはさらしたネギと黒七味(これは、ほんとに◎)


そして、美味しい発酵バタ-をぽとり。
みその香り、黒七味の香り、そして

味はバターで決まります。なーんちゃって (# ̄3 ̄)

Saturday, January 21, 2006

ごま汁粉 Snow day

東京は大雪ですっ。


yahoo Japan!によると...

<Oh!雪>東京・大手町で積雪8センチ超す 5年ぶりの記録


皇居が雪でけぶって素敵、とか言いながらヒーターにあたってお茶をすする、
ひねもす読書の一日。




目が覚めてモソモソと布団を出ると、妙に外が明るいのに気づきました。
そおっと窓を開けてみると、ベランダは一面の雪!きゃっほ!

こどもの頃、大雪が降ると授業が中止になって大喜びしたっけなー。電車通勤するようになったとき、朝のTVニュースでJRがちゃんと動いているかどうか、確認するのが楽しみだった。運休してたら会社へ行かなくていいんだし。しかも、天候のせいで!・・・ノンキなもんでしたわね。今は昔の物語。


ローズマリーの枝も、すっかり雪まみれ、、、この雪に香りがうっつたりしないんだろうか。
でもって、溶けて天然ローズマリーウォーターになったらいいのに。その水でお茶をいれたらどんなだろうか?・・・ったく、ろくなことを考えません。hahaha


晴耕雨読、ならぬ雪読。
積ん読状態の本を読んですごしましたが雪は止む気配がありません。
・・・明日も雪だったら・・・明日考えよう(笑)


今日のおやつは、またまたモチ!
まだまだ、飽きませんよ(笑)


お汁粉、と思ったのですが買い置きがありません(泣)
ゆで小豆は忘れたころに食べたくなるもんなのですね。何かのひょうしに。


10年くらい前、オーロラ見物でアラスカに行ったんです。星野道夫さんの本を読んだ後で、すっかりかぶれていた。ムース見たかったし(笑)
パパブッシュの湾岸戦争あと1994年だったかなあ。NHKの衛星が落っこちた!
今年はオーロラの当たり年になるぞって電話をもらい、
その気になってついていっちゃった。
温泉につかって昼間はグーグー寝てるだけ。ほら、夜がメインの旅だから(笑)
暗くなるころに起きだして、また温泉。腹ごしらえをしてから、雪で閉鎖されている滑走路までのこのこ出かけていっては、寝転んでその時を待つのでした。
気温-30℃ですから、もちろん重装備です。出ているのは眉毛と目だけ。まばたきするたびに、まつげがシャリって(笑)

オーロラを待つ間、凍死しちゃいけないっていうんで、コンロでいろいろあぶって食べました。それしかすることないしね。(熱燗でしっぽり、というには寒すぎるのです。)
そのなかで一番美味しかったのは、やっぱりニッポンの味、お汁粉だったのでした。


真っ白けーのベランダを眺めていたら
ふと、そんなことが思い出されて、どうしても、お汁粉が食べたくなっちゃった。


しょうがない、これでがまんだ

○●ごま汁粉●○




白玉だんごにかけて食べるごまだれよりも、ずーーーーーっと、ゆるい汁をつくり、
焼いたモチをとっぷん。
知らない人がみたら、ホットチョコにモチ?エスプレッソにモチ?と思うかな(ToT)ヾ

!)あまり濃いと胸焼けする恐れがあります。
ちょっと物足りないかな?くらいの方が、完食時には、ちょうどいい感じになるかと。



++ 箸休めのおまけ ++
南青山麗心この方といただいた、大豆の甘煮がとっても◎♪さっそくまねっこ。
といっても、お節の残り黒豆のシロップに水を足して、八角とみかんの皮を加え、香り付けしただけなんですけどね。
これはけっこう面白い味です。この次は、もっとちゃんと作りましょっ。

3cm角のモチ4個食べておなかいっぱい。さて、お買い物いってこよ。・・・あれ?


追記:漢方で大ウイキョウと呼ばれる八角(スターアニス)は、ブタの角煮、中華粽 etc...と、アジアンテイストの一皿にはかかせないものですが、この冬猛威を振るっている、インフルエンザの特効薬「タミフル」の主成分として、注目されているそう。

Thursday, January 19, 2006

フィナンシェ...のつもりが Financiers


コメントリンクが開かないってなんでかなあ。
どこをみても、記号だらけでチンプンカンプン。
昨夜じっと眺めていたら、目がチカチカになってしまったです。

しょーがないねー。ちょっと教えてやるかー、という方いらしたら
↓のcommentを右クリックでなら、新しいウィンドウが開きますんで、よろぴくです。ぺこり。
お礼は・・・・・・



これで


きな粉のフィナンシェ


カスタードクリームを作ると卵白があまる。
かき玉汁にしても消費しきれないので
ジャムの瓶いっぱいに残っている卵白と
アーモンド粉で作るお菓子"フィナンシェ"は、お家のおやつぴったり♪
このお菓子は、バターをハシバミ色に焦がすところさえ気をつければ
大きな失敗にはならないので(笑)ソコツ者の私でも泣きがはいることのない
作り手に優しいお菓子、だと思うのです。



ただ今、マイ・ニッポンブームですんで(笑)アーモンドプードルの一部をきな粉にかえ、白みそも足してあります。
全部がよく混ざったところで味見をしたら、優しいアーモンドバターキャラメルの味♪
もちろん味噌風味。ご当地土産のキャラメルに、こんなのがあってもいいかもしれません。(笑)あんまり美味しいので、泡立て器についた、たねをきれいにとるふりして、ほとんど食べちゃいました。っていつものことなんですけどね(^^;


・・・・・・・・・・・・ここまでの作業を昨夜のうちに済ませ、冷蔵庫へ。勝手にいろいろ混ぜちゃったので、たねを休ませたほうがいいかな、と。河田氏の別のアーモンド粉レシピを見てみると、一晩休ませる、とあります。すっとんきょうな考えではなかったのかな。ほ。

さて、冷蔵庫から出したたねは昨夜とはうって変わり、どろりとした感じではなく
バターが冷えて固まった、田舎味噌のよう。・・・マヨネーズよりも固いです。困った(汗)
無理やり表面をならすのではなく、しぼり袋からでたままの凸凹の形で、ナンシーのマカロンみたいな、いい感じになるかなあ。

・・・そんならフレキシパンのマフィン型で作ってみよっか。。。



200度のオーブンで15分。
小型のお菓子は短時間勝負なところが◎♪

焼き立てを口に運ぶと、ふわっと甘い味噌の香りがします。
生姜を利かせたミルクティーと一緒に、今日のおやつになりました。

時間がたつと固くなって、また別な美味しさが味わえるのが
手作りフィナンシェの良さ、ですよねえ。
もちろん明日も食べます(笑)




参考:ピエール・エルメのお菓子の世界p.160とシェフシリーズ#60藤野賢治氏のレシピ、オーボンビュータン河田勝彦氏のヴィジタンディールのレシピです。


追記:やっぱり何かがおかしい、と材料表をみたら、
粉類が多かったみたいです(汗)ちゃんと、シェフのレシピどおりに作れば、もっとすべらかな、美しいフィナンシェになったはず。これじゃFinancierじゃなくて、こども銀行御用達かも。ま。これは、おやつですから。味がよければ気にしないーっと♪

Tuesday, January 17, 2006

あぶり餅 mochi mochi days

今日のおやつ。モチロン、餅!




マイもちブームの裏側には
ひそかな、
マイニッポンブームというのがあって
わたしは日夜ネットを駆使して
まだ知らない、すてきなニッポン、美味しいニッポンを探しているのです(笑)
いろんな物を好き勝手に食べてきて、一巡したんじゃなーい?とは
友人のコトバ。うん。そっかもしれないね。
(。。。でもね、フランス菓子は別だよ♪)

こないだのしょうゆ餅も、そのひとつ。ういろうみたいなモチモチ感は、あまり好みではなかったはずなのに、、、これも一巡ってことかな。
しょうゆ餅は松山に帰省中のmidoriさんが本物を届けてくれて大ラッキー♪
でも、今回のこれはそうはいかない。


あちゃこちゃのウェブサイトで、写真を眺めては、涎が、ツツゥーーー。
あぶり餅の性質を思うと、京都という土地の演出があってこその、
liveな美味しさ。だよねぇ。。。
お持ち帰りしたら、感動は-130%くらいになっちゃいそう。


子どもの頃は、未知のお菓子をみつけると、
写真を頼りに、こっそり作っていたのよねぇ。
……ンじゃ、やってみよっか♪




この方が送ってくださった杵つき餅なら(弾力がぜんぜん違う!)お湯でやわらかくしても、しっかり歯ごたえが残るにちがいない。

集めたデータ(笑)によると
1.きな粉をまぶした餅を串にさして、炭火であぶる。
2.白味噌ベースのたれ(隠し味に黒砂糖)につけて食す。





へー。きな粉と味噌の組み合わせでっか。大豆つながり?
きな粉をまぶしてから炙る、というところに惹かれますね。
甘い味噌だれは、シロップと味噌に味醂としょう油をあわせてみました。=味濃いかも。
。。。と思ったんですけど、美味しい♪ばくばく食べる。食べる。食べる。
焦げて香ばしい部分、つるり、としたところの少しの違いが面白いです。
ついでに、かぶも、同じようにして炙ってみた。これは田楽だね。こちらは京都の黒七味をぱらり。





ではnext! 関東の意地で(笑)
しょう油だれいってみよーっと。
柔らかくして、さっとしょう油をくぐらせた餅を
ちょこっと炙って焦げ目をつける。あぁ。いいにおい♪
甘辛だれをつけて♪...うふ。おいし。





あれれ?これって、伊勢屋の団子じゃん。
一和のあぶり餅からは、程遠いものになっちゃった(汗)
しょーがない。本物は京都で食べよう。
さて、誰といつ行くか?これが問題なのよね(笑)



な~んて書いていたら、なつかしいあの人の声が聞こえてきやしませんか?(笑)

Exisotic JAPAN ♪


追記:一和さんは日本最古の和菓子屋さん。創業は、なんと長保2年(A.D.1000年)「源氏物語」以前の平安時代だそうです。ということは、紫式部も原稿に煮詰まったとき「ちょっと気晴らしに、あぶり餅でも♪」って食べていたかもしれませんね。疫病を払うのにきく、といわれるこの「あぶり餅」。なんとしてでも食べに食べにいかなくちゃ!

Monday, January 16, 2006

ヴァニラ La Vanille



金曜日の夕方、ポストを開けたら、いきなり香りがあふれだした。。。

ぶわぁ~~~ん
ん?あ!届いたんだ!
憧れのマダガスカル産ヴァニラが、ようやく到着したのです。
数年前の料理王国に載っていた、宮田佳乙世さんのレポートをみて以来
いつかあの、バオバブ林とヴァニラの熟成小屋に行ってみたいなー、と
ヴァーチャルツアーばかり(笑)繰り返しているのでした。

艶々と黒光りするサヤにふれると
指先にぺたっと、黒い粒々がくっついてくる。
鳴々!これが、ヴァニラの正体かーーー。きゃーーーー♪
ちなみに、マダガスカルで栽培されているのはタヒチヴァニラ
(Vanille Tahitenise)という種類です。
カリブの島、インドネシアで栽培されている種にはない、
ヘリオトロピン(Helioytopine)という芳香素が含まれております。
ググってみると、化学的にはヘリオトロープの花の香りなんだって。へー×1000000
。。。すでに部屋中、ヴァニラ~~~♪の香り。頭がぽわ~~~ん。


↓をクリックしてみてね♪粒々がよく見えまふ。





あまいお菓子に欠かせないヴァニラは
メキシコ生まれ。アステカの神様にこっそり(笑)愛でられていたところを
1519年スペイン人コルテスがやってきて、連れ帰っちゃったたそうな。

{ふーむ。メキシコ原産のものといえば、トマト、ピーマン、ジャガイモ、チョコレート、、、ヨーロッパってその頃なに食べてたんでしょうね。食うに困って外へ外へと進出して行ったのかなー。}

メキシコの熱帯雨林に住んでいたときと同じように、あてがわれた木に蔓をからませ
白い花を咲かせるヴァニラ。。。でも肝心の実はひとつもつかない。
オオシリハナバチさん(故郷アステカ高原に住んでいる)じゃなきゃ受粉させてあげないわよっ。ゼーーーッタイイヤ!
かたくななヴァニラ姫は、幽閉先(爆)の島々で、今なお、しっかり貞操をまもっております。
……じゃあ、この実はどこから?
人間の知恵と努力のたまもの。
なんと!一輪ずつレモンの木のとげを使って人工授粉して花を咲かせているのだそう。
うぅ。気が遠くなりそうな作業ですな。ヴァニラ農園で働く方々に大感謝です。

ぺこり。m(_ _)m



Creme Patissiere
+++ カスタードクリーム +++




Pierre Hermeのお菓子の世界(p.120)より
◆材料
牛乳500cc/コーンスターチ45g/グラニュー糖125g/卵黄/6個/無塩バター50g/タヒチ産ヴァニラビーンズ2本...これが基本の分量ですが多すぎ(汗)半分の量にして作りましょ♪ なべは2つ用意ね。

◆作り方
ひとつの鍋に、牛乳と、縦半分に切れ目を入れ、中の種子をナイフでかき出したヴァニラ(さやも一緒)を入れ沸騰させる。
別の鍋で卵黄を溶きほぐし、残りの砂糖、コーンスターチをすり混ぜる。ここに沸かした牛乳を加え、泡立て器でかき混ぜながら、火にかけ、沸騰させる。全体に大きな泡がポコポコしてきたら、火から下ろす。
バニラのサヤを取り除き、なべごと氷水につける。
クリームが冷めて50度になったらバターを加え、泡立て器で勢い良く混ぜる。


*エルメさんのレシピでは、牛乳と砂糖、コーンスターチを一緒に沸かすのですがこのやり方ではどうしても、固い糊状になり、なんども失敗 (;_;)なので卵黄と混ぜるようにしています。*ヴァニラがすごくよく香るので、一本の半分だけ、使いましたー。(もったいないもんね♪)

FAQ
Q:使いかけはどうするのよ?
A:キッチンペーパー+ラップ+ジップロックで防寒対策して、冷凍庫で保管しまひょー。

Q:使い終わったサヤはどうしまほ?
A:まだ、終わってませんて♪これを乾して、砂糖入れの中にいれておけば、
  ちゃーんと立派なヴァニラシュガーになるのれーす。

Wednesday, January 11, 2006

今日は何の日?le jour de manger du"Mochi" au Japon 

1月11日(水)今日は鏡開き

松の内じゅうお供えした
鏡餅を割っていただく日。



うん十年前、叔母ちゃんちで餅つき機を買って以来
家中のお供え餅は、みんな東芝製でした(笑)

暮れの忙しいなか、店を閉めたあと、叔母ちゃんが
”もちっ子”を携えてやってくる。
それはだいたい、12月28日頃。
ときにはいとこ、&近所のおっちゃん、おばちゃんも加わって
狭い台所で一晩中、各家のお供え餅を作りながら
つきたてをはしから「からみ餅」にしてバクバク食べる。
のし餅も作ってたなあ。すっごいパワーだ(笑)

。。。しかーし、いつからか父さんの店に飾られるのはプラスチックでパッケージされたサトウの鏡餅に代わって……。
そうです。みんな餅つきごっこに飽きちゃったのです。
おまけにものすごいデフレ&流通の変化で
なんでもかんでも出来合いのものを買ったほうが
だんぜん安い!という時代に突入。
「100円ショップでコレ買ったー!」が合言葉に。

正月に会ったとき叔母ちゃんに聞いてみました。

「もちっこ、どうしたー?」
「あれね。もう誰かにあげちゃったわよ。あれっきり使わなくなっちゃったんだもの。え?パンを捏ねるのにいいの?…なーんだ。知ってたらとっといたのに。おしかったねー。」
ふふふ。なんとなーくわかった。
ワタシのこのひつこい&飽きっぽい性格
この叔母ちゃん譲りなんだわ。




○●かんたん雑煮●○


◆材料(2杯分くらい)
だし昆布3x5cmくらいを一枚/水2C/酒(わりといっぱい)/大根(薄いいちょう切り)/にんじん(型で抜くと、やったーという気分になる。その後薄く切る。おすすめ)/しめじ(半パック。元をおとす)/えび(ブラックタイガーでも、なんでも。おわんに1尾)/みつば(茎は、ちょんちょんと切っておきましょう。葉っぱは飾り)/塩(1/4t)/うす口しょうゆ(1t)/、焼いたもち

◆作り方(書くまでもないが。やる気なので(笑)
みつば以外の野菜、昆布、殻のままのえび、水を入れてひと煮立ちさせ、酒を入れる。
えびがきれいに赤くなったら取り出して殻をとり、適当な大きさに切ってなべに戻す。
塩を加えて、味をみる。OKだったら、うす口しょうゆを加えて火を止め、みつばの茎をぱらぱら投入。
焼いた餅は、湯をくぐらせてからなべへ。
お椀に盛って、葉っぱと、口取りの柚子をon!



すごく雑につくってもそれなりに美味しい。
ていねいに作るなら、汁をささっとザルで漉すと、えびからでるブクブクがとれて
きれいなお椀になりまふ。

マイブーム=餅
もし、棒グラフでマイブーム度を記入してたのなら
今年は用紙をはみだすくらい、いってるにちがいありません(爆

Monday, January 09, 2006

しょうゆ餅


先日、まるでテレビのチャンネルをガチャガチャするみたいに
ネットサーフィン(つーかドライブて感じでした)してたら
気になるお菓子を見つけました。それは。。。


しょうゆ餅
愛媛県松山市の名産品だそう。

あっちゃこっちゃ検索すると
作り方をアップしているサイトがいっぱいあるあるある。
これは自分で作れということかな?
でも、まずは本物を食べてみたいなぁ。

松山松山松山・・・・・!みっけ!!!
松山といえば、Midoriさんだっ。さっそくケータイメール♪
「あけましておめでとう。ところでいま松山?もし見かけたら、一六本舗のしょうゆ餅5個いり420円つーのを買ってきてもらえまへんかぁ?ねじりドーナツみたいで食べてみたいのー。」
「一六のはちょっと違うんだよねー。昔ながらの形は、もっとぺチャっとひしゃげてるのよ。味はねえ、餅というより、ういろうみたいな感じだよ。」
。。。その日の夜に東京へ戻ることになってたMidoriさん。その時、まさに一六本舗へお土産を買いにでたところだったそうな。。。運命か?にしても大ラッキー♪




想像していたよりも生姜の風味が強いか、な。
すあまのような甘さ。しょうゆが上品に香りま。。。うま~~~♪
むかしむかし或ところに・・・で始まる物語にでてきそうだなあ。ぱくぱく
餅というだけあって、しっかり食べたーという感じがします。
これはおやつにちょうどいいかも。




【 由来・特徴 】
しょうゆ餅は、松山藩祖、松平定行公が慶長の頃、3月の節句に作り、家臣にわかちその繁栄を祝したのが始まりといわれている。



藩主の松平さんは、徳川家康の甥っこさん。
パワーのある人のところには、美味しいものが集まるんですね♪

Sunday, January 08, 2006

1月7日は七草粥。でも。。。


昨日、1月7日は七草粥を食べる日でした。
お正月中の暴飲暴食でくたびれた胃袋を休めるため、とか。ほんとかな?


KIKKOMANのHPによると七草粥を食べる習慣は江戸時代に広まったそうな。仕掛け人は誰だったのでしょう?
七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。古くはまな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか。こんな、おまじないのような食べ方も素敵ですが、実はこの七草粥、とても理に叶った習慣です。
七草はいわば日本のハーブ、そのハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べようというのですから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べものです。また、あっさりと仕上げたお粥は、少し濃い味のおせち料理がつづいたあとで、とても新鮮な味わい。


セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ
=せり・ぺんぺん草・ハハコ草・ハコベ・仏の座・かぶ・大根。。。なーるー。
名前を暗唱できるようにはなったものの
・・・ワタシ、食べたことがありません(汗

小鳥の餌になりそうな(失礼!)そこいらの土手に生えてる植物なのに
スーパーマーケットでは素敵なかご入りで
売られているのがなんだか可笑しい。

ま、ふだんもほぼ、ウサギのような食事ですんで
これからもスーパーマーケットのかご盛り七草を買うことはないだろうなーと思います。hahaha

。。。さて。冷蔵庫の野菜室は、お節に使った残り野菜でぱんぱんです(;_;)
やばい。にんじんがミニチュアサイズに変身する前に
さっさかさーっと食べなくっちゃ。。。


なので

○●けんちん汁●○



◆材料
にんじん、蓮根(乱切り)、大根(いちょう切り)、里芋(六方に剥いて半分に)、ごぼう(太めのささがき)、こんにゃく(熱湯をかけてからひと口大にちぎる)、干ししいたけ(水で戻して薄く切る。戻し汁は使います。)
*あれば、青菜、豆富、油揚げも

だし昆布(食べられるくらいに小さく切って使う)
しょうゆ(あ。今回は赤味噌でした)
ごま油(少し)酒(わりとドカンと)

◆作り方
熱した大きななべでごま油をあたため、まず、こんにゃくを投入。バチバチはねだしたら野菜をいちどに入れます。
全体に油がまわったら、たっぷりの水+しいたけの戻し汁+こんぶ でひと煮立ち。
アクがブクブクしてたらすくいとってから酒(なべ一周分くらい)を足し、里芋が柔らかくなるまで煮ます。
オッケーになったら、塩(適宜)で味付け+しょうゆ(適宜)で香り付け。


だし昆布はどうする?=食べます。とーぜーん。
無駄は慎む=もったいない=これって2006年のテーマでしょ?
おでんにだって昆布入ってるしね♪
まとめて佃煮という手もあるけど、冷凍庫いっぱいの昆布をみたら、アナタ。。。目をつぶって捨てたくなりまっせ(本音です)
初めっから細く切って煮てしまえば、そんなもんかって感じで違和感ありまへんがな。



やっぱ、ちょっと地味だ。この次は小松菜と豆富入れまふ^^;




精進料理にネギは御法度らしいのですが、んなことは無視して
白髪ネギと柚子七味をトッピング♪
冷水でさらしながら、ネギのにゅるにゅるをとってしまいました。
ネギらしくないって?



じゃ、
earring ってことで(笑)
(^_-) ・・・☆