Monday, January 16, 2006

ヴァニラ La Vanille



金曜日の夕方、ポストを開けたら、いきなり香りがあふれだした。。。

ぶわぁ~~~ん
ん?あ!届いたんだ!
憧れのマダガスカル産ヴァニラが、ようやく到着したのです。
数年前の料理王国に載っていた、宮田佳乙世さんのレポートをみて以来
いつかあの、バオバブ林とヴァニラの熟成小屋に行ってみたいなー、と
ヴァーチャルツアーばかり(笑)繰り返しているのでした。

艶々と黒光りするサヤにふれると
指先にぺたっと、黒い粒々がくっついてくる。
鳴々!これが、ヴァニラの正体かーーー。きゃーーーー♪
ちなみに、マダガスカルで栽培されているのはタヒチヴァニラ
(Vanille Tahitenise)という種類です。
カリブの島、インドネシアで栽培されている種にはない、
ヘリオトロピン(Helioytopine)という芳香素が含まれております。
ググってみると、化学的にはヘリオトロープの花の香りなんだって。へー×1000000
。。。すでに部屋中、ヴァニラ~~~♪の香り。頭がぽわ~~~ん。


↓をクリックしてみてね♪粒々がよく見えまふ。





あまいお菓子に欠かせないヴァニラは
メキシコ生まれ。アステカの神様にこっそり(笑)愛でられていたところを
1519年スペイン人コルテスがやってきて、連れ帰っちゃったたそうな。

{ふーむ。メキシコ原産のものといえば、トマト、ピーマン、ジャガイモ、チョコレート、、、ヨーロッパってその頃なに食べてたんでしょうね。食うに困って外へ外へと進出して行ったのかなー。}

メキシコの熱帯雨林に住んでいたときと同じように、あてがわれた木に蔓をからませ
白い花を咲かせるヴァニラ。。。でも肝心の実はひとつもつかない。
オオシリハナバチさん(故郷アステカ高原に住んでいる)じゃなきゃ受粉させてあげないわよっ。ゼーーーッタイイヤ!
かたくななヴァニラ姫は、幽閉先(爆)の島々で、今なお、しっかり貞操をまもっております。
……じゃあ、この実はどこから?
人間の知恵と努力のたまもの。
なんと!一輪ずつレモンの木のとげを使って人工授粉して花を咲かせているのだそう。
うぅ。気が遠くなりそうな作業ですな。ヴァニラ農園で働く方々に大感謝です。

ぺこり。m(_ _)m



Creme Patissiere
+++ カスタードクリーム +++




Pierre Hermeのお菓子の世界(p.120)より
◆材料
牛乳500cc/コーンスターチ45g/グラニュー糖125g/卵黄/6個/無塩バター50g/タヒチ産ヴァニラビーンズ2本...これが基本の分量ですが多すぎ(汗)半分の量にして作りましょ♪ なべは2つ用意ね。

◆作り方
ひとつの鍋に、牛乳と、縦半分に切れ目を入れ、中の種子をナイフでかき出したヴァニラ(さやも一緒)を入れ沸騰させる。
別の鍋で卵黄を溶きほぐし、残りの砂糖、コーンスターチをすり混ぜる。ここに沸かした牛乳を加え、泡立て器でかき混ぜながら、火にかけ、沸騰させる。全体に大きな泡がポコポコしてきたら、火から下ろす。
バニラのサヤを取り除き、なべごと氷水につける。
クリームが冷めて50度になったらバターを加え、泡立て器で勢い良く混ぜる。


*エルメさんのレシピでは、牛乳と砂糖、コーンスターチを一緒に沸かすのですがこのやり方ではどうしても、固い糊状になり、なんども失敗 (;_;)なので卵黄と混ぜるようにしています。*ヴァニラがすごくよく香るので、一本の半分だけ、使いましたー。(もったいないもんね♪)

FAQ
Q:使いかけはどうするのよ?
A:キッチンペーパー+ラップ+ジップロックで防寒対策して、冷凍庫で保管しまひょー。

Q:使い終わったサヤはどうしまほ?
A:まだ、終わってませんて♪これを乾して、砂糖入れの中にいれておけば、
  ちゃーんと立派なヴァニラシュガーになるのれーす。

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